CDー903修理失敗
もう20年以上前になりますけど、NECのサービスセンターに勤めてた事がありまして、寮にいた時分に買ったCDプレーヤーがうんともすんとも動かない状態でして
多分ダメなんだとは分かっているのですが、修理を試みてみました。
安いCDだと即刻廃棄処分なんですが、当時の最高級機種で捨てるのも忍びなく
アンプなんかに改造するのは簡単なのですが、うまくいけばいいなあ...
なんて感じで各部点検していきます。
以前の先輩からはピックアップはもう無いので、修理はできないよ!と念押しされてます。(以前トレーのグリス固着で修理してもらいました修理代 ハイライトと酒)です(笑)
最近のCDは超高級機を除いて、中身すっかすかな感じですけど、発売当初の高級機はえらく中身詰まってまして、各メーカーの意気込みみたいなの感じるのですが
動かないと邪魔なだけなんですね。
故障状況はトレー部分とモーター関係が全く動かずに、コントロール部分の表示なんかは全く問題無いので、まあ電源関係かDCモーターあたりかなあ?
なんて大体の予測つけて見ていきます。
以前コンデンサの交換と調整ボリウムをいじくってしまってるのが悔やまれます。
裏蓋を開けると手前の信号処理部分の基板と右上のCDメカの基板があります。
基板の回路を確認すると、3端子レギュレーターの7805と7905がありましたので、電源から15vを供給して5vの正負電圧でトレーの開閉、CDドライブ
なんかをやってるようです。
中央右上のコネクターの1.2.3番が電源端子なので、配線を途中で切断して
外部電源からプラスマイナス12vを接続して 3端子レギュレーターで5vに
ドロップさせてCD部の動作を確認します。
外部電源で電圧を入れてやると、動作的には問題無い状態に作動するのですが
CDの読み出しが出来ずにイジェクトされてしまいます。
とりあえず電源系統の故障が直せれば、トレーの開け閉めプレーは楽しめるわけです。
読み取る事がどうしても出来ません。
電源のNG部分は7805に行く15vの電圧が出ないのでコントロール基板の
ヒートシンク下にある7815と7915を念のため交換しました(手前のFETも3端子レギュレーターで2A 5v用なので、多分IC用でしょう)
部品を交換してもコネクタを戻さないと電圧も確認できないので ヒジョーに面倒
なのですが、マイナス15vは出るもののプラス15vが出ません。
んじゃ 元大本の電源の整流回路があやしいんじゃ~ないの?
ブリッジダイオードを交換します。(形違うんで加工大変)
交換して半田も修正したけど、やっぱし同じでガックシ
こんな事して出力電圧確認してみたり
ピックアップなんか掃除してみたりしたけど...
多分直らないでしょう♪
トレー開閉プレーの際は外部電源繋げばいいって事は判明いたしましました(笑)
どうすれば15v出力できるかわかる方いらっしゃいましたら、ご教授お願いいたします^^